地面 ここで粘れる、 少し粘れるってね

地面を想像すると粘れる気がするんです、もう少し

果てしない神への弁明

公共の場で

拒否され、弾(はじ)かれ

面子を潰(つぶ)された時など

 

私の身体は、

 目は虚(うつろ)い

 胸は圧され

 喉はヒリヒリと

 表情は能面(のうめん)と化し

 胃の襞(ひだ)は痛み

metamorphose(変容)していた

 

 

気分は

悔恨がふくらみ、蠢(うごめ)き

漆黒(しっこく)化した

 

素直にhelpと呟けばいいものを

無惨な気分を悟られまいと

能面様の私は、言葉を饒舌に紡(つむ)いでいた

もう本心を悟られて

素になりたかったのに

 

何がおしまいか分からないが

「それを言っちゃおしまい」と

私の神が囁(ささや)くので

強張る姿勢を、私は崩すことができなかった

 

その時、何かに耐えている私の脳裏に

 

「対等」という平凡なWordが閃(ひらめ)いた

 

いい人だねと思われたい欲動をかなぐり捨てて

醜態を曝け出す決意で

神への弁明も捨てて

どんな相手、状況であろうと

上下関係を入れずに

ガチで

五分五分で

外連味(けれんみ=ハッタリ)なく

まみえることから始められたら

 

私のphase、社会的に置かれた状況は

打開できるかもしれない

 

ただ

打開できたとして

サクレだった気分は

消失しない

神への弁明も断続的に続く