地面 ここで粘れる、 少し粘れるってね

地面を想像すると粘れる気がするんです、もう少し

専業主婦の栄光と資本主義

死語になりつつある専業主婦という言葉

かっては、

 子どもたちの寂しさに寄り添い

 家庭の隙間を埋めてくれた

 

今も生き、耐えている言葉なのか

 

(別に主婦でなくても主夫でもいいが)

 

昼下がり、我が子たちと

軒端や階段、公園で遊んで

近隣主婦と夫の悪口などで息抜きし

生産と消費のサイクルに耐えてきた

 

家事育児にいそしむ、そのcrack(隙間)に

 

資本主義が囁く

 あなたも男性と同じように働き

 女性の視点を生かさないか

 

 家庭から出て、男性と肩を並べて

 社会に参加し力を発揮しないか

 

 早く決断しないと置いてきぼりになるよ

 

と強迫されて

 

資本主義がカバーできない大切な隙間を

専業主婦は担ってきたというのに

 

その隙間を癒してきた栄光は、

今やその座を何に譲りつつあるのだろう

 

停滞を許さない資本主義から追い立てられ

消失しようとしている専業主婦が自問自答する

 

(私の買いかぶりかもしれないが)

資本主義が生み出した

庶民の孤独、苛立ちに

ひっそりと立ち向かい

今や消失しようとしている

戦士であった専業主婦の栄光は

 

今どこにいったのだろうと